
現役藝大生シンガーソングライター・ホシタクト。
近年の音楽カルチャーに即したポップスやロック、ジャズなどにクラシックの要素を掛け合わせるなど、様々なアプローチからクロスジャンルな楽曲を制作している。
オペラ歌手の父親とピアノ教師の母親のもとに生まれた彼は、幼い頃から生のクラシック音楽に触れながら育った。
そんな環境の中で、子どもの頃から声楽やミュージカルなどの音楽に親しみ、小学生の頃には既に「藝大に行きたい」と思っていたそうである。
中高生の頃にはコンクールに積極的に出場し、第35回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール声楽部門中学生の部にて全国大会優勝、第74回全日本学生音楽コンクール声楽部門高校生の部にて東京大会1位、同コンクール全国大会進出など、クラシック畑にて着実に実績を重ねた。
関わりのあった仕事相手や先人たちの経験談を聴きながらJPOP分野への理解を少しずつ深めていく中で、改めてクラシックを俯瞰した際に、「日本のクラシックはどうしても間口が狭く、これを社会に広く普及させるには、まずは活動の幅を広げ有名になるべきなのではないか」と考えるようになったという。
それが、彼が音楽の方向性を大きく転換した原点だった。
先述の通り、彼は当初カバーを中心に活動していたわけであるが、そこから活動形態をシンガーソングライターへシフトチェンジしたのは「素の自分が一番輝くような曲を作ってみたい」と感じたためである。既に活躍している先人に歌い方を寄せるのではなく、クラシックを勉強してきた自分だからこそ出せる『旨み』が光るフィールドもあるのではないかと模索した、と話した。
実際に彼の強みとして、音楽(特にクラシックや音楽理論など)の深い知識と圧倒的な歌唱力が挙がることは疑いようもない。
他を見ず藝大まで無心に突き進んだ中高生時代が、彼の専門性を高めたと言えるだろう。
ホシタクト - 辞生観(Official Audio)
ホシタクト初のファーストシングル「辞生観」。
彼がシンガーソングライターとしての活動を本格始動させた後、ぽっと出の自分の実力がどれほど通用するのかを試す意味合いがあったというが、投稿から約1年経った現在YouTubeで21万回再生と大ヒットを記録し、彼の代表作となった。
壮大なサウンドと心地よい三拍子が印象的な本楽曲。イヤホンで聴きながら街中を歩くと、まるで作品の主人公になったような気分を味わえる。
ホシタクト - 呻吟(Music Video)
2025年3月28日にリリースされた楽曲「呻吟」のミュージックビデオ。太宰治の「人間失格」にインスピレーションを受けて制作されたという作品である。
洗練された言葉が並び、彼のシンガーソングライターとしての実力をまざまざと見せつけられる作品となっている。それらの言葉が持つ独特の世界観が映像とともに飛び込んできた後、何とも形容しがたい後味が残る感覚は、筆舌に尽くしがたいものがあった。
ホシタクト - BeRism(Music Video)
2025年11月15日にリリースされた楽曲「BeRism」のミュージックビデオ。ホシタクトが初めてラップに挑戦した楽曲だ。
これまでとガラッとイメージを変え、表現の幅を見せたいという思いで制作された本楽曲。前述の二曲とは打って変わった軽快なリズムと光るワードセンスが、独特の中毒性を生み出している。
こちらは、MVもかなり気合いを入れて制作したという。歌詞を忠実に映像化したようなMVで、視覚的にも聴覚的にも、素晴らしい充足感を堪能することが出来た。
今後の活動の指針としては、「楽曲制作やライブ活動と併せて、クラシックや声楽の知識・面白さをお茶の間に広めていくような活動にも注力したい」とのことであった。そう語る彼のSNS(末尾にリンクあり)は現在バラエティに富んだショート動画で溢れており、カバー(歌ってみた)から声楽関連の動画、バラエティ番組のコーナー「ハモリ我慢ゲーム」のパロディなど多方面に舵を切っている。
壮大かつ魅力的な世界観を作り上げる期待の新星、ホシタクト。彼の経験値を雄弁に語る「融合」の世界の躍進に、今から期待が膨らむばかりである。
【リリース情報】
3/31 0:00 5thシングルリリース









