名古屋から、シーンの常識を覆す凶暴な産声が上がった。
2024年8月、突如として姿を現したメタルバンド・OBSESS HEDERA(オブセス・ヘデラ)。
彼らの武器は、聴く者の臓腑を揺さぶる圧倒的なデスボイスと、緻密に構築されたラウドロックの衝撃。
だが、その根底に流れるのは、日本人特有の繊細な情緒と美意識だ。
「メタルという音楽の中でも、日本人だからこそ作れるものを出していきたい」
そう語る彼らのサウンドは、既に国境を越え、海外のメタルギークたちをも虜にし始めている。
静寂を切り裂く重低音。そこに宿る生々しい「体温」と、生楽器がぶつかり合う「揺らぎ」――。
今、最も目撃すべき、リアルな熱量を体現するバンドの一つである。
OBSESS HEDERA - My Februalia [Official Music Video]
一音目から、空気の密度が変わる。
1st Single『My Februalia』が描き出すのは、「死」と「贖罪」をテーマにした、あまりにも濃密なストーリーだ。
冒頭、耳を撫でるのは透明度の高いクリーンボーカル。
その清廉な響きに油断していると、サビで一転、リズムが牙を剥き出しにして重くのしかかる。
特筆すべきはサビの後半――。
突如として混ざり合うシャウトが、楽曲の持つ悲痛な美しさを一気に加速させるのだ。
日々の生活で摩耗した心が、この轟音によって研ぎ澄まされていく。
内なる感情を解き放ちたい時、この一曲は魂を震わせる最高の起爆剤となるだろう。
OBSESS HEDERA - ANTI-FORMALISM [Official Music Video]
続いて放たれた2nd Single『ANTI-FORMALISM』は、現代社会への痛烈なカウンター。
テーマは「同調圧力に屈せず、自分軸で生きること」。
楽曲の核を担うのは、ボーカル・茶礼ことりから放たれる圧倒的な熱量だ。
予測を確実に、そして無慈悲に超えてくる多種多様なデスボイスの応酬。
低く這う咆哮から、鼓膜を突き刺す高音までを自在に操るその表現力は、聴き手の想像力を遥か彼方へと置き去りにする。
その言葉通り、一音一音に込められた執念は、音源の枠を超えて「実在感」を持って迫ってくる。
自分を縛る鎖を断ち切りたい。そう願う夜、この動画の再生ボタンは、あなたの唯一の救いとなるはずだ。
彼らの主戦場は、やはりライブハウスだ。 フロアは熱狂と躍動に包まれ、音の暴力に身を委ねる。
そんな「遊び」の「自由」な空間を、彼らは創り上げている。
名古屋を拠点に、その熱波は着実に全国へと広がりつつある。
日本発のメタルが、世界をどこまで侵食していくのか。
OBSESS HEDERAが描く、激しくも美しい未来に、期待せずにはいられない。
②5月30日(土) 名古屋MUSIC FARM OBSESS HEDERA&名古屋MUSIC FARM pre.「My Februalia Vol.3」







