
歌う藁人形
シンガーソングライター / 画家 / アーティスト
心の中で燃える炎を、わけてあげる
絵と音に託して
ギャラリーでは絵たちを飾り、ライブハウスではギター弾き語りで 表現活動を行なっている
長らく画家として生きていたけれど 色と音を融合させたいという思いに駆られ、コロナ禍より突如、ギターを弾き、うたを唄い始める
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「歌う藁人形」という鮮烈なキャッチコピーとともに、着物姿でギターを掻き鳴らし、独自の世界観を放つ渋谷るり。
彼女は、シンガーソングライターであると同時に、独自の精神世界を描く画家としての深いバックグラウンドを持つ表現者だ。
彼女が語る「心の中で燃える炎を、わけてあげる 絵と音に託して」というキーワード。
その言葉通り、彼女のパフォーマンスは音楽と絵画の境界を越え融合し、観る者の心に強烈な爪痕を残す。
本稿では、異色の経歴を持つ彼女のプロフィールを紐解きながら、その表現の源泉と魅力に迫る。
■画家から「歌う藁人形」へ。表現への飽くなき探求と異色の経歴
早稲田大学を卒業後、画家として表現活動を行ってきた渋谷るり。
画家・川口起美雄氏に師事し、主に油絵具を用いた古典絵画技法によって幻想絵画を制作してきた。
「生きている絵」「精神世界の具現化」「少女」「宇宙」などをテーマにした作品群は高く評価され、銀座の画廊を中心に数多くの個展を開催。
その活動は国内にとどまらず、香港でも個展を開くなど、着実なキャリアを築いてきた。
そんな彼女が突如ギターを掻き鳴らし、自らによる作詞作曲で歌い始めたのは2022年、コロナ禍のことだった。
「色と音を融合させたい」という強い思いに駆られたことがきっかけだったという。
音楽家としての彼女は、「令和のナゴム系アーティスト」を標榜し、ロック、昭和歌謡、オカルト、レトロ、アングラ、トラウマ、着物、怪談、U.F.O.、宇宙、愛と死といったディープなテーマを内包。
スローに聴かせる民謡やジャパニーズブルースの要素と、ハードで毒のあるロックの二面性を持ち合わせている。
幼い頃から日本の文化やオカルトを愛し、自らの意思で着物を纏ってステージに立つ彼女は、ステージにおいてもその情念を届ける唯一無二のスタイルを確立。
「形無きものにしてその姿を永遠に記憶の底に留める為に、過去の作品を燃やす」という前衛的な活動も行っており、トータルな表現者としての姿勢を貫いている。
画家としての視点と、音楽家としての情念。その両方が色濃く反映された彼女の代表的な作品を紹介したい。
能の演目『道成寺』、そして和歌山県に伝わる「安珍・清姫伝説」に触発されて制作された作品。
裏切られた愛が狂気へと変わり、女が蛇へと姿を変えて男を焼き殺す壮絶な物語を、現代的な解釈と激しい情念で歌い上げる。
和のスローテンポからハイテンポなロックへと鮮やかに移行し、そこから狂気を孕んだ妖艶な歌声が叫びへと変わるヴォーカル表現は圧巻。
古民家にて収録されたMVも必見だ。
油絵作品。
「どの作品も渋谷るりの要素が入った私の分身の様な存在」と自身の作品たちについて語る彼女が「自分の遺影として描いた」と語っているのが本作。
100%の現実でもただの空想でもない、「現実と空想の狭間の世界」と、その狭間にある「心の扉」が描かれている。
様々な色のフィルターを通さず、透明な気持ちで世界を受け止めたいという願いが込められており、鑑賞者が絵の中に入り込んでしまうような深い引力を持っている。
画家渋谷るりに興味を持った方は、ぜひこちらの作品集もチェックして欲しい。
プロパガンダに流されやすい現代社会の危うさへ警鐘を鳴らす、メッセージ性の強いオルタナティヴ・ロック作品。
ピアノやストリングスの美しいメロディラインと、冷ややかで緊張感のあるリズムが同居するサウンドの中で、「それなら信じるものなんて自分だけでいいよ」と、思考停止に陥らず「個」を肯定する静かな叫びが胸を打つ。
スピード感溢れるサウンドに身を委ねながらも、ふとした瞬間に自分の立ち位置を考えさせられる。
彼女の表現者としての幅広さと奥深さを改めて感じさせる、非常に中毒性の高い一曲。
現在、間々田優と共に自身初となる全国ツアーを巡礼中の渋谷るり。
「ファイナルとなる12月25日の公演まで全力で走り抜ける」と意気込みを見せる本ツアーには要注目。
毎月恒例となっている配信ワンマンライブも、更にその魅力を増しながら開催していくとのこと。
そんな彼女の音楽家としての大きな目標は「宇宙まで届くような曲をリリースしたい」であるという。
様々な銀河の住人たちが彼女の楽曲を口ずさむようになるのも、そう遠くない未来の話となるかもしれない。
音楽家として活動をする機会の多い現在の渋谷るりだが、今後は画家としての活動にも力を入れたいと意欲を燃やしている。
音楽と絵画、現実と精神世界、愛と死。
あらゆる境界線を越えて表現を続ける「歌う藁人形」渋谷るりの放つ炎に触れ、ぜひその熱さを体感してみてほしい。
■リリース情報
1st.EP『ヒロイニズム宣言』 発売中
2025年8月13日(水) リリース 定価:¥1,650 (税込み) 品番:TH-229
<収録曲>
1. グラジオラス
2. ヒロイニズム宣言
3. パラレルワールド・ベイビーズ
4. 毒蛇 -道成寺-
Distributed by Daiki Sound ℗&© 2025 ROSE CREATE
■ライブ情報
只今、全国ツアー巡礼中!
【6月】
▶6/13(土)長野ロズベリーカフェ
▶6/14(日) 甲府Feel Rock CAFE YUMURA
【7月】
▶7/18(土) 福岡BALLAD INN
▶7/19(日) 福岡ラビートスタジオ
▶7/20(祝) 福岡RISE UP
▶7/26(日) 川口Live & Bar R
【8月】
▶8/14(金) 神楽坂天窓
【9月】
▶9/19(土) 岡山NIKONIKO LIVE&BAR
▶9/20(日) 香川sound bar OCHO
▶9/21(月) 徳島JIRO’SギターBAR
▶9/22(火) 愛媛Live Music Bar カラフル
【10月】
▶10/10(土) 金沢LiveHouse Tsudoh Kanazawa
▶10/11(日) 富山Music Bar ark
▶10/12(月) 新潟Live Bar Mush
【12月】
▶12/25(金) 築地・汐留BLUE MOOD
最新のライブスケジュールおよび詳細については、以下のページやSNSよりご確認ください。
https://sonicon.jp/artists/rury_shibuya