ロック・スピリット溢れる二十歳のカリスマ黒宮れいが、2011年8月、10歳の時にボーカルとして、
姉の黒宮あや(Bass)と立ち上げたオルタナティブ・ロックバンドがBRATSである。
バンド結成から6年後の2017年に、紆余曲折がありながらNeoグランジを追求した次世代Girls Rockバンドとして覚醒し、
重いギター・サウンドに、鋭く伸びのあるボーカルが攻撃的に迫るスタイルで再始動。
同年6月、『アイニコイヨ/脳内消去ゲーム』でCDシングル・デビュー。
翌2018年7月に待望の1stアルバム『BRATS』を発売。
ライブ動員も数を重ねる毎に増やしており、2018年10月には代官山UNITでの主催ライブを成功させ、
翌2019年1月には初の海外、韓国ソウル2公演も成功させた。
夏に海外フェス(台湾、韓国)2公演に出演した後、秋には初の東名阪ワンマンツアーを敢行。
昨年2020年1月には、初のアメリカ(ロサンゼルス)公演を成功させた。
また、同年1月より8カ月連続で怒涛の全世界デジタルリリースを行い、
それらの配信された楽曲を含むメジャー・デビュー・アルバム『Karma』を
avex内の新レーベル「FAR EAST MONSTER RECORDS」より9月30日に発売。
コロナ禍で長らく中断していたライブもアルバム発売と同時に再開し、
それらのライブ音源を随時デジタルリリースしている。
2021年からはオンライン・ライブに力を入れ、
BRATSが中心となって東アジアをオンラインで結び「アジアのガールズバンドは凄い!」を
欧米などへワールドワイドに発信するイベント『Ambitious Girls Rock』シリーズを立ち上げた。
・BRATS - Forget me not
2020年8月、8ヶ月連続全世界配信リリースの第8弾としてリリースされた楽曲『Forget me not』。
ファジーなギターに、重厚なベースとドラム。
そんなギラギラしたバンドサウンドが豪快に地を這い、突き抜け感のあるボーカルがその上をどこまでも伸びていく。
硬質でパワフルなサウンドがインパクトを放つ1曲だ。
音の重たさや攻撃力、迫力と、それに負けないボーカルのパンチ力が生み出すエネルギーは、聞く者とも間違いなく共鳴する。
聞いていると自然と身体に力が入ってくことを感じる人も多いのではないだろうか。
そしてその音に飲まれながら、解放感を覚えるのだ。
・BRATS - 決まりごと (Kimarigoto)
ファンからの人気の高い楽曲で、ライブでは必ず演奏する定番の楽曲『決まりごと』。
「海外からの人気も高い」という。
それもそのはず、持ち前のヘビーで攻撃力の高いバンドサウンドは、
この楽曲ではさらに鋭利さを増しているように感じられる。
重たくて迫力がありながらも、突き刺さるように耳に、そして身体に向かって飛んでくる。
そんなサウンドに≪これまでの生きた日を少しずつ認めるの≫という前に進むような言葉と、
それを表現する感情的な歌声が乗るから、どうしたって上がる。
現在80万回再生を突破しているこの楽曲は、「100万再生突破したい」という彼女たちの野望をきっと、
そう遠くないうちに叶えていくだろう。
・BRATS × Mao Nakada - どうだってよかった (Doudatte yokatta) - Anime ver.
「“バンド”という形態を意識していなく、初のアニメーションMVになっている」という作品『どうだってよかった』。
同作の印象的なイラストを担当しているのは、日本画家/版画家の中田真央氏だ。
「今までにやってこなかったことをやろう」という取り組みをしている彼女たち。
この作品もそれを体現するうちの一つだ。
今後も「どんどん枠に捉われない活動をしていきたい」と話している。
そんなこの楽曲では、嘆きと怒り、そして悲しみや切なさも内包した世界観が、力強く放たれている。
きっと同じような感情を抱いた経験がある人も多いだろうと感じるそのリアルさも魅力的。
ある人にとっては、思いに区切りをつけるようなきっかけにもなりえる1曲だ。
「海外のファンも多いので、グローバルな活動をしていく」
「最近はTikTokも始め、SNSでの配信ももっと強めていく」と、
さらなる活躍に期待できる言葉もくれた。
「ライブバンドでありたい」という思いも強く、
11月と12月に2ヶ月連続でライブアルバムをリリースする予定もあるので、
まずはそれを楽しみに待ちながら、SNSなどでの発信を追いかけていっていただきたい。
【リリース情報】
LIVE音源アルバム・デジタルリリース
【ライブ情報】