2013年夏、東京にて結成した4人組ガールズバンド、虎の子ラミー。
“立体型サファリロックバンド”と名乗り、ライブではその名の通り観客ごと熱狂に巻き込むライブパフォーマンスを見せる。
幅広いジャンルを取り入れた音楽性は、ガールズバンドの枠では収まらない程衝撃的で、一度ライブを見たら忘れる事はないだろう。
2016年にカナダ、2017年にフランスのパリで行われたJAPAN EXPOにも出演。2018年には代々木野外音楽堂にて無料ワンマンライブを決行、2020年1月には初の東名阪ワンマンを、そして2021年冬に東名阪仙ワンマンツアーを大成功させ、年を追う毎に虎の子ラミーの音を届ける範囲を広げてきた。
・虎の子ラミー『OH MY GOD』Music Video
2021年10月リリースの2ndデジタルシングル『妄想ノンフィクション』収録曲『OH MY GOD』。
5年程前からある楽曲を、このタイミングで音源化した。
この楽曲で描かれているのは、“別れ“についてだ。≪例えば、私の一番大切な人が死んだなら私はどうするだろう≫≪ある朝私の友達が自ら命を止めました≫と歌う。それはともすれば悲しみに溢れたものになりそうなものだが、彼女たちは抜群の疾走感と推進力をもって鳴らす。
メロディーラインにはどこかセンチメンタルなムードも香りながら、自分たち流のパワフルで熱量の高い音楽で鳴らしている。
そこに、バンドとしての熱いものが感じられる。そしてそれこそが、想いの乗ったメッセージのように思えるのだ。
そんな同曲のMVは、ファンの方々などから“大切な◯◯の絵”というテーマでイラストを募集して制作。その映像にも、ぐっとくる。
・虎の子ラミー『妄想ノンフィクション』Music Video
2ndデジタルシングル『妄想ノンフィクション』表題曲。
切れ味の鋭い攻撃的なバンドサウンドとメロディーライン。そして荒々しくて熱量の高いボーカルワーク。「ライブ衣装を着用している」というMVでのスタイル。そのどれもがシンプルにカッコイイ。虎の子ラミーのバンドとしてのカッコよさが、ひしひしと伝わる1曲だといえるだろう。だからもちろん、聴いていると高揚していく。
・虎の子ラミー 『アポカリプス』MV
人間は完璧ではない誰もが日々もがいて自分を愛したいと願う。
それを“ゴミ捨てが出来ない”という共感しやすいテーマに乗せて、明日は来ないかもしれないから今を愛したいと歌う曲『アポカリプス』。
どんどん溜まっていくゴミの描写からは完璧な人間などいないということを、改めて教えてもらえる。
もちろん人によっては≪超超超複雑なゴミの収集日 難解な分別≫≪明日こそ明日こそのジレンマ≫≪今日は眠いからもう寝ようかな≫というその描写に、いたく共感することもあるのではないだろうか。
端的に言えば、肯定力・包容力のある1曲。
極めてキャッチーで、思わず口ずさみたくなるようなサビのメロディーラインや、清掃員をイメージしたツナギを着用したポップなMVも、気分を明るくしてくれて、そんな肯定力・包容力に繋がっているといえるだろう。
2022年
チケットe+より発売中
販売URL:https://eplus.jp/sf/detail/3539580001-P0030001