オルタナ発、シティ・ポップ行き。
メンバー各々が本籍を持つからこそできる新時代の“半・リモートバンド”、7セグメント。
バンド『ヘンショクリュウ』のギタリストとしても活動するGt.松永浩治。CANOPUSエンドーサーで、『フィロソフィーのダンス』『MORISAKI WIN』などのツアーサポートにも参加するDr.油布郁。メインコンポーザーを担当し、作編曲家として数々のアーティストへの楽曲提供・編曲も行っているGt./Key.宮野弦士。
『MORISAKI WIN』のツアーサポートや『鞘師里保』『古内東子』のレコーディングに参加するなど幅広いサポート活動を担いながら、バンド内でも多くの作曲を務めるBa.武宮優馬。ソロアーティストとして活動しながら、楽曲や詞の提供、CM歌唱など多方面で活躍。バンドでは全作詞を担当するVo.SAWA。
そんな5つの個性が混ざりあう、色彩豊かなバンド。
・Harmony
2022年4月16日にリリースした1stフルアルバム『RECEPTION』のリードトラック『Harmony』。
軽快なドラミングと爽やかなストリングが高揚感を煽り、重なり合うバンドサウンドがそれをさらに高める。そして弾けるような明るさを持つSAWAのボーカルが乗ることで、ワクワク感をプラス。聴いているだけで気分が上がっていく1曲に仕上がっている。
リアルな歌詞の描写もあって、「なんとなくまだまだいけそうな気がしてくる」という人も多いのではないだろうか。
・RECEPTION
先の『Harmony』が収録されているバンド初の10曲入りフルアルバム『RECEPTION』。
元々それぞれの活動があり、サポート現場でもよく会ったりするセッション仲間でもあった彼ら。そこから新しくバンドをやってみないかという話になり、そこにボーカルのSAWAが加わる形で、7セグメントが結成された。
この作品『RECEPTION』はメンバーほぼ全員が曲をかけるという彼らの強みが良く出ている作品だといえるだろう。
1曲目『イビツな計画』のようにオルタナ色が強いパンチ力のある曲もあれば、2曲目『ブルーライトセンセーション』のようなファンキーでディスコティックでポップな楽曲もある。
3曲目『都会の贅沢』はAORなどを思わせるようなアダルトなムードのシティポップサウンドに仕上がっており、4曲目『天井階段』では荒々しいバンドサウンドに圧倒される。
さらには6曲目『Jealousy』のようなお洒落さが際立つサウンド感の曲があったり、まさにオルタナシティポップといえる10曲目『レモネードと喧騒』があったりと、とかくバラエティ豊かな作品となっているのだ。
そしてどの楽曲もメロディーラインが心地よく、歌いたくなる。
実際まずは是非、このアルバムを通して聴いてみていただきたい。きっと、何回も聴きたくなるはずだ。
【リリース情報】
2022/04/16(土) リリース