キャッチーなシンガロングで、終わらない青春を歌う4ピースロックバンド、さよならユニバース。


2020年に福岡にて結成。
一度聴いたら心の奥まで入り込み、掴んで離してくれないその歌達は、どこまでも響いて寂しい夜に寄り添ってくれる。
優しさ、熱さ、美しさが共存する楽曲とライブパフォーマンスが必見の生粋のライブバンド。


現在は東京を拠点にしながら、地元はもちろん、全国各地でライブ活動を行っている。




・さよならユニバース - ベイビーベイビー (Official Music Video)



“キャッチーなシンガロング”を体現できたという、バンドとして最初の楽曲『ベイビーベイビー』。


≪辛いことだってあるだろう 死にたくなることもあるだろう いつかはたどり着くさ ベイビーベイビーなんて素晴らしい日々だろう 頑張れ 心臓を動かす魔法が解ける日まで≫と歌うこの楽曲には、日々を必死に生き抜く誰かを救ってくれるほどの高い熱量が溢れている。


等身大の言葉で伝えてくれる言葉たちは温かく、感情が爆発したようなボーカル・バンドサウンドは、聴く者の心に優しく触れる。

沈んだ夜も、きっと照らしてくれるはずだ。

MVは「かつてのメンバーと友人たちに協力してもらって作った。とにかく寒い中で演奏シーンを撮影したのが思い出。ストーリー仕立てになっているので見て感じ取ってもらいたい」とのこと。音源同様に熱量の高さと美しさが感じられる作品となっているので、是非合わせて見ていただきたい。



・さよならユニバース - 幻になるまで (Official MUSIC VIDEO)



「キャッチーなメロディと切ない歌詞というギャップのある組み合わせがうまく出来た」という自信作『幻になるまで』。


ポップでワクワク感のあるメロディーラインに乗せて描くのは、自身の言葉通り≪永遠の8月を追いかけて此処へ来たけど 君があの季節になって 消えてゆくよLady≫≪2人でいたベランダ思い出して 撮りあった写真も好きな古着も ひとつずつ消えてゆくから 余計に悲しいね≫という切ない世界観。


夏の終わりのような切なさが色濃いこの楽曲からは、強く青春の匂いがするといえるだろう。映像が浮かぶような歌詞の描写もあり、聴いていると映画の中に入り込んだような気分になれる1曲だ。そして隠れた名作映画を堪能したような気分で、聴き終える。

ちなみにこの作品のMVも『ベイビーベイビー』と同様に寒い中での撮影だったそうだ。バックのメンバーは、名古屋で活動している友人バンドのメンバーたちとのこと。


・さよならユニバース - アワーソング (Official Music Video)



楽しかった青春時代・学生時代を振り返った、ノスタルジックな景色が思い浮かぶような歌詞が印象的な楽曲『アワーソング』。

そこには「自分たちが好きなことや、これまでやってきたことを忘れずにこれからも続けていこうという思いが込められている」という。


初期衝動のように掻き鳴らすバンドサウンドに、やはり感情豊かなボーカル。≪閉じ込めた青春を覗き込むように 戻れない時を懐かしむように くだらない話に花を咲かせて もうちょっとだけ あとちょっとだけ≫と歌う歌詞の世界観は、聴く人達の日々・記憶とリンクする。そしてそれが、胸をとてもぎゅっとさせるのだ。

「2年前に回ったツアーの映像を自分で編集してつなげたものがベースとなっており、そこにファンの方からツイッター等で思い出の写真を募集し、送られてきたものを最後に挿入している」と話すMVも合わせて、実に心揺さぶる作品となっている。



「大きなフェスに出たいという夢はあるが、地道に続けていくことが1番大事。近い将来には是非ワンマンライブをやりたい」という彼ら。


さらに「2月9日からkurageとウェルビーズと共に回る、最新音源『センチメンタルブルー』のリリースツアー『爆漢騒祭ツアー』がスタートしている」とのことなので、まずはそれに注目だ。


きっとこの先、その音楽が届く範囲はどんどん広がっていくだろう。

今のうちに、チェックしておきたいバンドの一つであることは間違いない。