アコースティックギタリスト、松井祐貴。

現在は、全国でのライブ活動を中心に楽譜制作、ギター講師など多岐にわたって活躍中。

・Go Crazy ~original song~ (Fingerstyle Guitar) / Yuki Matsui

2020年６月リリースの4th Album『You Made My Day』に収録されているオリジナル楽曲『Go Crazy』。

ノリが良く、ぐっとテンションが上がるような情熱的な雰囲気がありながらも、どこか心地よさを覚えるのは、ギターサウンドの豊潤な響きゆえだろう。メロディーラインの美しさも特筆すべきポイントで、インストゥルメンタル作品が苦手だという人であっても、自然と身体に馴染んでいくはず。

もちろん、ギター１本で繰り広げられているとは思えないサウンドの厚みや迫力は、他に類を見ないレベルだ。技術的にも音楽的なセンス的にも、松井祐貴というアコースティックギタリストの魅力が詰まった１曲だといえるのではないだろうか。

・『ハナミズキ』(Fingerstyle Guitar) / Yuki Matsui

2011年に投稿した、楽曲『ハナミズキ』のギターカバー動画。

先の『Go Crazy』で聴かせていた情熱的な響きとは少し趣を変え、こちらでは『ハナミズキ』という楽曲に含まれたストーリー性に寄り添うように、何とも柔らかく温かい音色を響かせている。

豊潤な響きや細かい音の伸びもやはり素晴らしく、聴いているうちに音に包まれるような感覚、楽曲の世界観の中に引き込まれていくような感覚を覚える人も多いだろうと思わせる。

音の強弱や厚みの差によって、一本のギターで演奏する一つの楽曲でありながら、全く飽きさせないというのもポイントだ。

・山下達郎『クリスマス・イブ』 (Fingerstyle Guitar) / Yuki Matsui

こちらは2012年に投稿した『クリスマス・イブ』のギターカバー動画。

音の響きの豊潤さや美しさ、構成の巧みさ、ギタースキルの高さなど、この演奏でも驚かされるポイントは多いが、何より注目したいのは、ギターサウンドから『クリスマス・イブ』という楽曲の持つ映像観がはっきりと伝わってくることだ。

冬の寒さに、美しいクリスマスのイルミネーション。街を行き交うカップルたち。そしてそんな景色の中で咲く切なさ。その全てが映し出されて、胸がぎゅっとなる。この演奏を聴いて、改めて『クリスマス・イブ』という楽曲の素晴らしさに気が付くという人も、少なくないだろう。

今後の活動について「楽曲の配信をあまりしていなかったので、今後はシングル楽曲も配信予定。また、YouTubeで2ndチャンネルを開設、こちらは“自由”をテーマに様々なコンテンツをアップしていく予定」と明かしてくれた彼。

【リリース情報】

アコースティック・ギター・マガジン連載

アコースティック・ギター・マガジン 2023年9月号 Vol.97より連載開始

松井祐貴 Solo Live 2023 in Tokyo

チケット：前売り：4,000円(+1D) / 当日：4,500円(+1D)