のんびりしたキャラクターで人気を集めるバーチャルYouTuber、瑞白くもり。


「無気力系カリスマニートVTuber」の彼女は、2021年9月にデビュー。以来、個人勢Vtuberとしてマイペースながらも精力的な活動を展開してきた。


活動内容はゲーム配信や雑談配信を中心に、歌枠配信、歌ってみた動画、他のVtuberとコラボしてのゲーム配信など幅広く、まったりとしたキャラと関西弁によるトークを魅力に支持を広げてきた。


チャンネル登録者数は1万人を突破し、動画の総再生回数も28万再生を記録。確かな個性でさらにリスナーを増やしながら、現在進行形で躍進中だ。




・[歌ってみた]シネマ Cover by 瑞白くもり[新人VTuber]



デビュー1か月のタイミングに合わせて公開された、自身初の歌ってみた動画となるAyase「シネマ」のカバー。


今まであまり歌を歌う機会がなかったという彼女は、周囲からアドバイスをもらい、普段から家で歌うようにしたり、YouTubeで歌を学んだりと、初の歌ってみたに向けて練習と準備を行ったそうだ。


選曲のきっかけは、偶々この曲を知って、歌詞が自身の人生で感じることや瑞白くもりとしてデビューするまでの経緯を連想させるものだったから、と語っている彼女。音程の幅が広いメロディに苦戦し、「めちゃくちゃ難しい」と感じたそうだが、動画は軽快な歌唱が印象的に仕上がっている。


リズミカルな歌声の中にクールさとキュートさを秘めた歌ってみたカバーとして、必聴だ。



・[歌ってみた]フォニイ Cover by 瑞白くもり[新人VTuber]



2022年1月に公開された、ツキミ「フォニイ」の歌ってみた動画。


どこか無機質な世界観の中にもオルタナティブロックらしいソリッドなサウンドが築かれているこの曲は、メロディや歌詞もテクニカルな展開を見せている。そんな難易度の高い曲にも関わらず、緩急豊かに感情を込めて歌い上げている瑞白くもりの歌唱力が最大の見どころで、Vsingerとしても着実に進化を遂げている彼女の魅力を体感できる。


当初は「自分が歌うには可愛すぎるかな」と思っていたそうだが、結果的には声と曲の雰囲気がマッチしてよかったと感じているという。

最初に紹介した「シネマ」と併せて、オリジナルMVは映像クリエイターの末尾, 氏が制作している。映像と歌唱の融合にも注目しながら聴いてみよう。


・[歌ってみた]残響散歌 Covered by 瑞白くもり[新人VTuber]



チャンネル登録者数1万人達成に併せて2022年4月に公開されたばかりの最新の歌ってみた動画が、アニメ「鬼滅の刃」遊郭編のOPとしても話題になったAimerの「残響散歌」のカバー。


貫くようなパワフルさが印象的な原曲とはまた違った、鋭くも透明感のある歌唱に仕上がっているのが注目ポイントで、「瑞白くもり」としての個性もしっかり発揮されている。サビのラストなど、ここぞという場面での爆発力も見どころだ。


また、今回も末尾, 氏が手がけたMVは過去2作と比べてもスケール感の増した大作に仕上がっている。圧倒的なスケールの映像世界と、力強い音楽世界の一体感を味わってほしい。




マイペースに楽しく活動していきながらも、より多くの人に知ってもらってYouTubeチャンネル登録者数を増やしていきたいと活動の目標を語っている瑞白くもり。デビュー1周年を迎える2022年9月には新しいお披露目もできるよう、準備を進めているそうだ。

バーチャル界でさらに存在感を増していく瑞白くもりから、ますます目が離せない。