4人組ロックバンド・THE WASTEDのドラム&フリーザ担当であるフリーザック。
彼を一躍有名人にのし上げたのが、2014年10月に公開した「めざせポケモンマスター」の演奏動画だ。ニコニコ動画やYouTubeにアニソンのドラムカバー動画を公開し始めてわずか1か月であったが、確かな演奏技術とインパクト大の見た目でネット界隈をざわつかせた。以降も、数多くのドラムカバー動画を公開し、トータル再生回数は3000万回を超えている。
・【復活のFの復活】フリーザが「F」を叩いてみた
マキシマムザホルモンがフリーザをテーマに制作した楽曲「F」のドラムカバー動画。フリーザックの代表作であり、再生回数は700万回を超えている。
もともとマキシマムザホルモンのファンであり、原曲へのリスペクトも強いフリーザック。力強く伸び伸びと鳴り響くドラムはもちろん、何よりも本人が楽しげに演奏している姿に目を奪われる。クスッと笑ってしまうポイントも動画内に散りばめられており、フリーザックのエンターテイナーとしての一面も覗くことができる。
ライブの打ち上げで衣装をもらったことがきっかけで、コスプレを始めたフリーザック。はじめは物販に立つときだけ着ていたそうだが、バンドからの「コスプレで動画を上げてみたら?」という一言で、世界が大きく変わった。彼のフリーザへの愛も感じられる1曲だ。
・【Hi-STANDARD】フリーザが「ハイスタメドレー」叩いてみた
フリーザックが「死ぬほど影響を受けた」と語るHi-STANDARDのメドレー動画。
曲ごとに彼の楽曲に対する思いが綴られており、選曲やアレンジからはバンドファンも唸るほどの愛を感じる1本だ。
YouTubeへの動画投稿を始めたころは、アニソンメインで行っていたフリーザック。
その後、自身の青春時代を彩ったHi-STANDARD、マキシマムザホルモン、ELLEGARDENなどの楽曲も投稿するようになったのだそう。
・フリーザが「めざせポケモンマスター」を叩いてみた
フリーザックのドラムカバー動画の2本目として公開された「めざせポケモンマスター」。
特にニコニコ動画で大きな反響を呼び、話題となった1本である。
一人の青年が仲間とともに冒険へ駆け出すワクワク感が印象的な本楽曲を、フリーザックのブレないメロディアスなリズムが引き立てる。確かな足取りで一歩ずつ進んでいく主人公を投影しているかのような演奏だ。
動画内では、フリーザのしっぽをエアギターのようにしてパフォーマンスをしたり、演奏途中にダンスを組み込む遊び心も。何度聴いても、何度見ても飽きない中毒性がある。
今後の展望として、「これからまた演奏動画を定期的に上げていきたい」と語ってくれたフリーザック。
YouTubeのチャンネル登録者数が10万人を超えると、ドラムメーカーCANOPUSがオリジナルドラムスティックを作ってくれるそうで「そこを目指して頑張りたい!」と意気込みを見せた。また、有名になってお金を稼ぎ、マイスタジオがある家に住んでコーギーを飼いたいという彼。応援したくなる愛らしい人柄も彼の魅力だ。
なお、現在水面下では大きなプロジェクトが始動中とのこと。彼が刻むビートが今後どんな景色を見せてくれるのか、期待を寄せて発表を待ちたい。