2014年4月に結成されたサイケデリックニューウェーブPOPアートロックバンド、赤いくらげ。


中毒性のあるヴォーカルは独特の世界観を生み出し、尚且つキャッチーな楽曲が特徴。ライブの演奏中には楽曲を無視し客に絡みつくような言の葉、叫びを嘆きだす。まるで現代音楽シーンをねじ伏せるようなギター、ベース、ドラムの迫力は、ここにしかないもの。


2020年4月には現メンバー編成での初のフルアルバム『Voice』を発売するも、前日に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発出され、自粛でCDショップ等が臨時閉店し、店舗のPOPに並んだ自身のCDは日の目を見ることは無かった。


2022年11月、新たに3rd album『ラッキーアイテム』をリリースし、全国ツアーを行い自主企画も成功させるなど、2年前のリベンジを果たしている。




・【MV】ドリップ/赤いくらげ



2022年11月リリースの3rd album『ラッキーアイテム』収録曲『ドリップ』。


“サイケデリックニューウェーブPOPアートロックバンド”である赤いくらげ。そのジャンルをそのまま音にしたような楽曲だといえるのが、この楽曲だろう。


ニューウェーブ感・サイケ感の溢れるバンドサウンドに、アートロック色を強く感じる強烈な個性のヴォーカル。そんな個性をポップかつハードに、そしてアンダーグラウンドかつメジャーに変色させながら鳴らすのだ。リフも心地よく、中毒性の高い1曲。


ちなみにMVを撮ってくれたのはホラー映画を撮っている映画監督とのことで、「曲のテンションに合わせたものになっているのでないかと思っている」と話してくれた。



・【MV】YES NO YES/赤いくらげ



メロディーラインとリンクするバンドサウンド。その乱れ打ちから始まる楽曲『YES NO YES』。

そんな冒頭の迫力からして、一気にその世界観に引きずり込まれる。


Aメロはどこか音頭っぽい雰囲気で、楽曲全体をダンサブルに彩っているというのもポイントだろう。

音に没入しながら、踊り狂うことが出来るはずだ。


また注目ポイントとして、ベースソロとそこからの展開もあげたい。

ベースソロ自体も最近では珍しいといえるものだが、そこから急激に声質が愛らしくなるので、とてもハッとさせられる。


このバンドの自在性を感じる1曲だ。


・【MV】愛情/赤いくらげ



≪愛がないなら探しましょ あの日の涙思い出に変わるでしょう 情がないなら唄いましょあなたは少し疲れてしまっただけよ≫と歌う1曲『愛情』。

抜群にキャッチーなメロディーラインを優しい雰囲気の歌声で歌い上げる、先の2曲とはまた違った魅力を感じる楽曲だ。


穏やかな雰囲気で奏でる冒頭はもちろんのこと、バンドサウンド全体が鳴らされるようになってからも、全体のサウンドはどこか優し気で包容力がある。

さらにいえばサウンド自体がキャッチー。


万人が好きになれる1曲であると同時に、改めてこのバンドの深い魅力に引き込まれる作品だ。




「今年も楽曲をどんどん生み出していくので楽しみにしていてほしい」と話す赤いくらげ。


さらに「最終的にはワンマンライブを色々な県でできるようになりたい。今年中には頑張りたい。どんどん新しいことに挑戦していくので楽しみにしていてね」とのコメントも頂いた。


きっとその個性豊かなサウンドは、この先もっともっと広く届いていくだろう。

まだまだ注目されて然るべき存在であることは、間違いない。


【リリース情報】



■2022年11月2日リリース

■2022年12月24日各種サブスクリプション解禁
3rd album『ラッキーアイテム』



【ライブ情報】


■3/3(金)下北沢CLUB Que
「響はたのしい」
w)THE NUGGETS/純情マゼラン/傷女融解
open 18:30 start 19:00
adv ¥3,000 door ¥3,500(+1drink)
配信有り

■3/12(日)東高円寺U.F.O.club
w)君の蘇生を邪魔する/のっぺら
open 19:00 start 19:30
adv ¥2,500 door ¥3,000(+1drink)

■4/7(金)東高円寺U.F.O.club
「くらげまみれ」
w)つしまみれ
open 19:00 start 19:30

adv ¥3,000 door ¥3,500(+1drink)