ヴォーカル:Ray、コンポーザー:kanjuからなる二人組音楽ユニット、藍空と月。kanjuによって描かれる繊細な言葉の世界と、透明感と力強さを持ったRayの歌声が、聴く者を魅了する。


もともとは別々で活動していた両名。その頃のkanjuは自身で歌も歌っていたが、自分以外の声がほしいと思っていたところ、たまたまオンラインのライブイベントでRayと一緒になることがあり、その声に強く惹かれ、声をかける。


そんなきっかけから、結成された二人組。




・藍空と月『夜想』Official Video (aizora "Nocturne")



2021年9月22日に公開された作品『夜想』。


≪幸せになんてなれるものか もう、分かってたんだ≫というサビのフレーズが印象的な同曲では、そのメロディーラインから香る苦しさや切なさ、儚さ、感傷的な空気感に心を奪われる。さらに透明感がありながらもその中に確かに感情を内包した歌声が、そんなメロディーラインのもつ表情をさらに引き出しているから、たまらない。


『夜想』というタイトルにピタリとハマるような、夜に聴きたくなる1曲だ。是非、感情が溢れそうな夜に、聴いていただきたい。



・藍空と月『描写』Official Video (aizora "Depiction")



2021年11月にMV公開となった楽曲『描写』。


イントロからして疾走感が溢れた作品で、その疾走感で最後まで突き抜けていってくれる。それでいて楽曲展開は単調にはなっておらず、たとえば1サビで一瞬音数を少なくするなど、意外性のある展開も魅力的。


≪君といても心はいつまでも痛いし 君がいなくても心は痛いし きっと失くしてしまうのだから 消えて無くならない様に君を描いてるんだよ≫というストーリー性のある歌詞もポイントだ。いつの間にかそのストーリーに入り込んで、感情移入出来る1曲。


・藍空と月『空と遊園地』Official Video (aizora "Sky and Amusement Park")



2022年2月公開の1曲『空と遊園地』。


豊潤な歪みを携えながらも軽快に鳴らされるギターの音色。全体的にノリの良いバンドサウンド。そしてキャッチーなメロディーラインと、聴いていてどこか気分があがる要素の多い楽曲だ。


爽快感と解放感に溢れたサビはその中でも特に光っていて、王道J-POPの空気すら感じさせる。モダンなサウンドデザインが好きな人から、普段王道J-POPを中心に聴くという人まで、多くの人に刺さりうる1曲だといえるだろう。


きっと、老若男女問わず刺さるはずだ。




「目標はライブ開催。小説と曲を一緒に発表しているので、将来的には音楽と一緒にパッケージされた物語性を表現できるような作品を発表したい」と、今後の展望について話す二人。


音楽性はもちろん、楽曲の中から感じられる感情は、多くの人の共感を生むものだ。そしていつしかその音楽が心の拠り所となる人も、少なくはないはず。


もっともっと、たくさんの人に聴かれて然るべきアーティストであり、これからも期待できるアーティストであることは、間違いない。