東京発、重厚かつ直球のバンドサウンドで魅せる本格派ガールズロックバンド、HADES(ヘイディーズ)。

2014年末にロックバンド「AZAZEL」として結成された彼女たちは、

結成直後から大規模イベントへの出演やメディア掲載を経験し、コンスタントにCD作品も発表。

国内のみならず韓国ツアーも成功させるなど、ライブシーンで広く注目を集めた。


バンドとして「生音勝負!!」を信条に掲げ、強い個性を持つメンバーの良さを生かしつつ、

様々な音楽的要素を取り入れながらもストレートなハードロックの色を見せることが最大の特徴として知られている。

2021年にはGt.空也、Ba.yuri、Dr.Mayoのこれまでのメンバーに新ボーカルSalaを迎え、

バンド名を現在の「HADES」に改めて10月より活動再開。ロックバンドとして新たな道を歩み始めている。




・【MV】Helix / AZAZEL



バンドを結成していちばん最初に完成したという楽曲「Helix」は、

現在まで続くHADESのハードロックバンドとしての個性を突きつけるナンバー。

リズミカルに聴き手の感情を煽るツーステップのビートや緩急のついた曲展開が、確かなインパクトを感じさせてくれる。

ライブでもほぼ必ずやってきた定番曲だそうで、ファンからも根強く愛されているという。


曲自体は昔からあるものの、ボーカルがSalaに変わったことで曲のアプローチも変わり、

ラスサビ前のボーカルだけの落としどころのポイントなど、繊細な表現が散りばめられている。

アンサンブル全体としても、以前と比べてより表情豊かに進化しているそうだ。

今後のライブでの見せ方など、AZAZEL時代からの変化にも注目しながらチェックしていこう。



・DISCLOSE Special Trailer



2017年11月にリリースされたシングル「DISCLOSE」は、HADESの持ち曲の中でも屈指の「暴れ曲」だという。

力強いドラムのビートと重低音を響かせるベース、荒々しく歪んだギター、そしてシャウトと絡み合うボーカルの一体感が、

大きな爆発力を見せている。


自分たちのことを生粋のライブバンドだと定義しており、ライブでは「フロアの観客と一緒に遊ぶ」ことを意識してきたという彼女たち。

この曲も、そんなライブでこそ最大のポテンシャルを発揮するキラーチューンとして覚えてほしい。


・AZAZEL NEW miniALBUM 【Inside Reflection】SPECIAL TRAILER



2018年のシングル「Inside Reflection」。


その収録曲の中でも2曲目「Fall down」と4曲目「Song for」が特にライブで人気を集めているそうだ。

重厚でアグレッシブなサウンドの中にも前のめりの疾走感を秘めた「Fall down」は、

苦悩や葛藤を吐露する激情の詞世界も合わさって、シリアスなメッセージを伝えてくれる。

一方で「Song for」はどこか爽快感のあるギターロックチューンに仕上がっていて、

サビのシンガロングなど壮大さを見せるアプローチもあり、希望を感じさせてくれる世界観が印象的だ。


その他にも、地に足のついたハードロックナンバーに仕上がった表題曲「Inside Reflection」、

キャッチーな聴き味が魅力の「Still」、バラード調の一曲「Keep holding my hand」など、

オールジャンルのアプローチを見せてくれている。

HADESの表現力の広さを伝える一枚として手に取ってみよう。




2022年の1月9日には、吉祥寺CRESCENDOでの始動ライブを控えているHADES。

生まれ変わったバンドとして新しいステージを見せたいと決意を込めており、

またライブに合わせて新しいグッズの販売も予定しているそうだ。


現在は新曲も絶賛制作中だそうで、今後のCDリリースの新展開にも期待が高まる。

バンドとしての最初の大きな目標は、「渋谷O-WESTでワンマンライブを開催する」こと。

今後ライブバンドとしてさらに躍進していくHADESから目が離せない。



【ライブ情報】



始動ライブ
2022.1.9 吉祥寺CRESCENDO
HADES/爆弾幸気圧III/FullMooN