NHK Eテレの『ワンルームミュージック』にゲスト出演し、大きな注目を集めた、奈良県在住、現役高校生・新世代SSWあぶらこぶ。


音楽制作アプリ「Garage Band」で制作している楽曲の数々は理論的にではなく、自身の頭の中に描かれているメロディ、音色、アレンジ、歌詞などを手探りで構築しながら楽曲を創り上げる。

そんな楽曲群は繊細でクオリティが高く、文学性の高い歌詞や感情を揺らす歌声がSNS・配信サイトを中心にリスナーから支持を得ている。


2021年3月には初の全国流通盤ミニアルバム『navel』をリリース。

10月20日に配信シングル「ことり」、さらに12月15日には配信シングル「光になれ」をリリース。
ネクストブレイクが期待される次世代アーティストである。




・あぶらこぶ / 光になれ(Music Video)



日本調教師会とのコラボレーション楽曲として、書き下ろした楽曲『光になれ』。

実際に馬の厩舎を見学したり、そこで働く人とお話をしたりしながらインスピレーションをうけて創り上げていった。


ずんずんと刻まれる力強いリズム。

≪僕の頑張れる理由はあの日見た憧れの景色だ≫≪一直線に 進む光になれ≫と歌う瑞々しくて眩しい光のような言葉たち。

それは何かを目指して進む人や、やりたいことをやるためにもがく人、好きなことに熱をもって挑む人たちの心に真っ直ぐに届くだろう。

温かみのある歌声もまた、それに一役買っていることは間違いない。


抜群の温度感で届けられるその歌声は、折れかけた心にも、熱意に溢れる心にも、どちらにも沁みるもの。

そんな風にして光に向かう自分を照らしてくれる、誰かの応援歌になりえる1曲だ。



・あぶらこぶ / ことり(Lyric Video)



小川洋子の小説『ことり』にインスピレーションを受けて制作した楽曲『ことり』。


“様々な環境の変化に揺れ動く若者の心象を詞的に描いたメッセージソング”で、籠の中の小鳥を自分自身に見立てたストーリーになっているというのが一つの特徴だ。


ほとんどの場合、人生にはいくつかの岐路がある。

だから、≪半径2メートルのサークルを 大切に大切に、生きてきた≫≪あの子は出て行った ここからお手本のようにこうだよって 見えない未来ならいっそ どこまでも進んでみないかって≫と歌うその言葉たちは、誰の心にもリアリティを持って響くはず。


今現在岐路に立つ人も、かつてそこにいた人も、その全てに響くのだ。

人によっては懐かしさに胸がぎゅっとなったり、刺激をもらえたり、心が救われたりもするだろう。

一つだけ間違いないのは、心に確かな余韻を残すということだ。


・あぶらこぶ「花になる」Music Video



2021年3月リリースのアルバム『navel』のリードトラック『花になる』。


この作品よりも前にリリースされた『tumbler』などと聴き比べると、歌詞の内容や組み立て方が変わっている。

それには彼女の心境・環境の変化が大きいという。


この楽曲『花になる』では、≪三月の風に攫われて僕は11回目の春を険しく生きる≫と、これから始まる新しい季節をイメージさせる言葉で始まり、そこに確かに両立する期待感と不安感の両方を描く。


≪僕らふわり舞うのさ 舞い落ちるのさ今日も≫≪僕らいつも咲くのさ 咲き誇るのさ今日も≫と歌うその言葉たちは、その期待も不安も肯定してくれるように思える。

そのどちらも認めて、寄り添ってくれるように思えるのだ。


やはり瑞々しく響くサウンドも相まって、新しい季節を控える人に、是非聞いていただきたいと思う1曲になっている。




現在新曲を絶賛制作中と話す彼女。
アーティストとして、一人の女性として、どんどんと成長していく彼女が作る新しい音楽を楽しみに待っていよう。


■リリース情報

2021.3.17(水)リリース
1st mini album『navel』

価格:¥1,500(tax-out)




2021.10.20(水)リリース

Digital single『ことり』




2021.12.15(水)リリース

Digital single『光になれ』