2021年4月結成。

杉田春音(Vo)、田中利幸(Key)、保田優真(Dr)、大倉倫太郎(B)という現役大学生からなる4ピースギターレスバンド、新東京。


手数の多いフレーズに卓越したプレイ。

アートワークや映像もセルフプロデュースする鋭角なセンス。

色気のある歌声と上質で洗練された楽曲は圧倒的な個性を放ちファンを魅了する。


メンバー全員が現在大学2年生。つい先日成人式を迎えたばかりの彼等は、学校を1年間休学して音楽活動に専念することを決意。

2022年2月にはバンド組織を法人化し『新東京合同会社』を設立した。


2021年4月に結成し、8月にデビュー作『Cynical City』をリリース。

ノンプロモーションながら、Spotifyの”RADER: Early Noise”、”New Music Wednesday”などの大型プレイリストにリストイン。

続いて、10月にリリースした『The Few』は2作目ながら、J-WAVE”SONAR TRACKS”に大抜擢。

その後、『ユートピアン』『36℃』をリリースし、Eggsのデイリーポップアーティストランキングでは1位を記録。


2022年1月9日に放送された、テレビ朝日系『関ジャム 完全燃SHOW』“プロが選ぶ年間マイベスト10曲”では楽曲『Cynical City』がピックアップ。

SNSを中心に大きな話題を集める中、2022年1月には『Morning』をリリース。

早くも2度目となるJ-WAVE”SONAR TRACKS”に選出された。

そして、2月にはカッティングエッジな新境地『濡溶』を発表。

クオリティの高い作品を精力的に生み出し続けている。




・新東京 "Cynical City" MV



『関ジャム 完全燃SHOW』“プロが選ぶ年間マイベスト10曲”でYuffle氏に紹介された楽曲『Cynical City』。

結成前からメンバー同士仲が良かったという彼らが、バンド結成後初めて作った楽曲がこの楽曲だというから、そのセンスに驚かされる。


「おしゃれを極めたい!最近ならシティポップやジャズテイストの楽曲がイメージしやすいが、もっと新しくて他にないようなサウンドを目指そうと思った。オリジナリティがあるサウンド。それでいて一般の人にもわかりやすいようなメロディー。それは一貫して目指しているものだが、一番そのバランスのとれた楽曲がCynical City」。


そう自分たちでも話すように、シティポップでもなければジャズをうまく取り入れたジャジーなポップソングともまた違う、R&Bやヒップホップの空気も香れば、もちろんJ-POPの匂いもする。それはまさに、彼らだけのオリジナルな音。

日本の音楽界に時折登場する新しい音の登場の瞬間を、ここで感じることが出来るだろう。


そんな同曲の歌詞については「ファーストシングルなので『新東京』というバンド名から都会をテーマに。きらびやかな都会ではなく、静かで排他的で、無機質な部分を歌った曲」だと解説してくれた。


是非何度も聴き込み、歌詞も音も楽しんでいただきたい。



・新東京 "36℃" MV



Key.田中曰く「高校生の時に作った曲。田中が当時大倉と組んでいたバンドの楽曲を新東京名義でリアレンジした。」という。

それが、「メロディーもキャッチーで幅広い層に響く楽曲だと思う」と話すこの楽曲『36℃』だ。


この楽曲はDr.保田がアレンジを大きく変えているのがポイントで、歌詞に合わせて、複雑で緻密なドラミングを聴かせている。保田はもともとジャズ、フュージョンなどに影響を受けているドラマーであり、「そういうビートを入れつつ面白いのができれば」という思いで、後ろノリな心地いいスネアを響かせる。「手癖にならないように、細かいところまで拘って作っている」というので、ドラマーは参考にしてみるのも面白いだろう。

そしてそんな風に生み出される、低体温的なのにどこか熱さを感じるようなサウンド感に、嵌る。


ちなみに、「もともとラストになかったサビを、リアレンジとして追加。それによってライブでの盛り上がりも2倍から3倍になった!」とのことなので、是非ライブでその盛り上がりを体感してみていただきたい。


・Gerbera



「Gerbera(ガーベラ)=春をテーマにしている楽曲」。

「余裕がなくなったり、行き詰まったりした時、見落としてしまいがちな「ガーベラ」「雨の音」「木々のざわめき」といった、日常の細部に潜んでいる美しさ。そんな情景描写が鏤められている。この曲を聴いた後は、少し意識をして周りをきょろきょろと見渡してしまうような。そんな日常の小さな美しさを意識するきっかけになる曲」とコメントをくれた。


そんな同曲に対して彼らは「サウンド的には3人の楽器が、それぞれ繋がっていないようなフレーズを弾いている。だけれど、それが偶然にばちっと組み合わさったような感じ。偶然に、緻密に組み合わさる。その危なっかしいような繊細な美しさで、花の美しさを表現している」とも話す。

この楽曲『Gerbera』は、そんな1曲だ。


Key.田中曰く、「保田が最初に送ってきたものが想像していたビートと全然違うものだったが、めちゃくちゃ最高だった。リズムとしてのドラム、というよりメロディーのようなドラム。ドラムのビートを聴いて、この楽曲への自分なりのテーマが変わった」とのこと。


そして「サビはキャッチーにしたい。聴いてすぐにぱっとわかる、耳に残りやすいメロディー。細かいところは難解なところはあるが、AメロからBメロ、サビというわかりやすい展開を作るなどポップスの王道展開で、かつ使い古されたものではなく、新鮮なメロディーを意識している」というイメージで創り上げていった。


結果、生まれたのは圧倒的にキャッチーで、かつ圧倒的にお洒落。そして色気すら感じるような洗練性と、斬新さ。そんな様々な魅力を放つ音楽だ。

この先彼らはどこまで行ってしまうのか、もはや怖くなってしまうような1曲だといっても過言ではないだろう。




今後の展望として「新曲『Gerbera』のリリースをお楽しみに!今後の目標はアジアツアーを行いたい!有名フェスの常連バンドになる!」ということを挙げてくれた彼ら。

その音楽は、間違いなく日本だけではなく世界にまで届いていくだろう。

そしてもちろん日本でも、毎日のようにどこかで耳にするような存在になる可能性も高い。

彼らのことを初耳だという方は、是非今のうちにチェックしておいていただきたい。

そうでないと、後悔することになる可能性すらあるだろう。



【ライブ情報】


・5月3日(火) 「TOKYO M.A.P.S SPIN-OFF 」 (フリーライブ)

・5/21(土) 「MiMiNOKOROCK FES」 吉祥寺SHUFFLE

・5月28日(土) 「hoshioto’22」



【リリース情報】



2022/03/30リリース

『Gerbera』