2023年4月に『歌う死神』をコンセプトにVSingerとしての活動を開始。現在は歌枠配信やCover動画を中心に活動中。シンガーとしてだけでなく、イラスト、動画、デザイン、声優など様々な方面から作品を創り出す、マルチクリエイター。


自身がプロデュースを手掛けたバーチャルYouTuber『園部マヤ』は活動終了後もファンから熱い支持を受けており、誰でも無料で使用できる合成音声化計画など末永く愛されるキャラクターとして存続の可能性を模索している。




・僕は依存症 - みきとP | 山太 [ cover ]



「原曲の世界観が、私と『園部マヤ』の関係に近いものがあり、この1作が生まれた。」と紹介してくれた1作『僕は依存症』のカバー。


≪僕は依存症になった 君という名の後遺症≫と歌う同曲。元々は楽しむために始めた何かが、いつの間にか生きがいになり、それなしでは生きられないようになり、次第に自分を追い詰めていく。そんな経験がある人も少なくないのではないだろうか。


彼女の透明感に溢れた歌声は、そんな楽曲の世界観を美しく描き上げる。もちろん美しいだけではない。美しさの中に憂鬱なムードや退廃的なムードは多分に孕んでおり、それが楽曲の何とも言えない切なさのようなものをより立体的に映し出しているといえるだろう。


聴けば聴くほどにその世界観に没入していくことが出来て、気が付けば胸が苦しくなってしまう。それを、自身と園部マヤとの関係に重ねて考えると、なおさらだ。


ちなみに、園部マヤについて気になる方は是非以下をチェックしていただきたい。

https://lllwolll.fanbox.cc/posts/5341190



・シティライツ - 椎名もた | 山太 [ cover ]



自身のチャンネルにあげた動画の中でも最も再生されている1作。


そんな同作に対して彼女は「原曲を作り上げた、椎名もた氏は2015年に亡くなってしまっているのだが、この作品が持つメッセージを発信していく一端になれているのがとても光栄だと感じている」と話してくれた。


2018年に公開したこの作品は、先の『僕は依存症』とはガラッとイメージが変わる。


ポップで、まるでおもちゃ箱のようなトキメキ感のあるサウンドの中で≪おはようの次はさよならの次は何もなかった≫と、何とも寂し気な言葉を綴る楽曲を、彼女はその雰囲気をそのまま声にしたかのような、明るさともの悲しさを同時に表現するような歌声で歌い上げるのだ。


一見楽しそうな空間の中でも、空虚さを感じてしまうという人もいるだろう。それが心を苦しめることもあるだろう。この楽曲は、彼女の歌は、きっとそんな人の心に触れる。そして聴く者に居場所を与えてくれるはずだ。


・CH4NGE - Giga | 山太 [ cover ]



2023年2月17日に公開となった作品『CH4NGE』のカバー。透明感の中にほの暗さを感じさせた『僕は依存症』とも、明るさともの悲しさを兼ね備えた『シティライツ』とも異なり、この作品では低音を効かせたクールな歌声を響かせている。


可愛い雰囲気の歌声とダウナーな雰囲気の歌声を織り交ぜたようなラップ調のパートの切れ味も抜群で、改めてその歌声の幅広さに驚かされる。と同時に、可愛いよりの歌声からかっこいいよりの歌声まで、どの歌声も魅力的なシンガーであることが分かる。


幅広い歌声を繰り出すことが出来るシンガーは、最近では決して少なくはないだろう。しかし、その中のどの歌声でも光を放つというシンガーは、あまり多くはない。彼女がそんな希有な存在だということが、この楽曲を聴けば分かるはずだ。



マルチなクリエイターであり、歌声一つとっても多彩であることが分かる彼女。


そんな彼女にこの先の目標について尋ねてみると、「今後はオリジナルソングも制作していき、いつかはオリジナル作品をふんだんに詰め込んだアルバムの制作も行っていきたい」と答えてくれた。


オリジナルアルバムではきっと、さらにその魅力を色濃く発揮してくれることだろう。今から楽しみでならない。是非、SNSのフォローやYouTubeのチャンネル登録をして、その日を待っておいていただきたい。



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