
2021年4月にインターネットの世界へ飛び込み、独自の表現活動をスタートさせたアーティスト、ぴこんちゃん。元々はゲーム配信を中心に活動を展開していたが、音楽活動を行う友人からの誘いをきっかけに音楽の楽しさに魅了され、表現者としての新たな道を歩み始めた。2023年8月に1stシングル「ミモザ」をリリースし、2025年4月に自身の楽曲がラジオ番組で紹介されたことを契機として、本格的な音楽活動へと舵を切った。
表現者としての原点であり、輝きを放ち続けるマスターピース「ミモザ」
ぴこんちゃんというアーティストの明確な指標となる本作は、丁寧に編み込まれた楽器のアンサンブルと、言葉の輪郭がくっきりと浮き立つクリアなボーカルワークが特徴的だ。爽快感と切なさが同居するメロディラインがストレートに響く。
単なるネット発のポップスという枠組みには収まらない、生の楽器と歌声が持つダイナミズムが息づいており、彼女の音楽的旅路の原点として今なお色褪せない完成度を誇っている。
初期衝動と緻密なポップセンスが交錯する「なんてカルチャー !」
テーマに掲げられたのは「創作」。弾けるような明るいポップネスの裏側に、ものづくりのワクワク感や純粋な初期衝動が緻密に組み込まれている。めまぐるしく展開する音のギミックと、小気味よく跳ねるボーカルのグルーヴが心地よい。
卓越したポップセンスが炸裂する一方で、彼女自身がお気に入りとして挙げるオルタナティブなエッジもしっかりと内包されており、日常の景色を鮮やかなエンターテインメントへと塗り替えるようなエネルギーを持っている。
5年間の軌跡と多彩な引き出しを自らパッケージしたクロスフェード
インターネットから始まった活動の軌跡を、映像と音のコラージュで鮮烈に表現。ポップス、ロック、エレクトロ、アコースティックまで、多岐にわたるジャンルが濃密に詰め込まれている。一曲ごとに表情を変える声の透明度や響きの多彩さからは、彼女の持つ音楽的引き出しの多さが窺える。
ネットとリアルを行き来する自由な感性が全編から溢れ出しており、アルバムの期待値を高める映像だ。
今後の展望と、リアルステージへの本格進出
このワンマンライブを皮切りに、今後はバンド編成で動ける機会をさらに増やしていきたいという。VTuberシーンという枠組みに限らず、より多くの人々へ音楽を届けることが彼女の大きな目標だ。インターネットシーンとリアルシーンの双方が地続きで楽しめるエンターテインメントを提示し、いずれは大きなライブハウスで継続的にライブができる存在を目指している。
何よりも「楽曲の良さ」で勝負をしていきたいと語る彼女の音楽は、これからも多くのリスナーを巻き込みながら拡張していくに違いない。現在も新曲の準備が進められているとのことで、次なる続報にも期待が高まる。
■ リリース情報
チケット販売: livepocket
https://livepocket.jp/e/pikonchaaannoyukue









