劇伴作家、シンガーソングライター、津村友華/YUKA TSUMURA。


幼少期よりクラシックピアノ・トランペット・トロンボーン・ホルンなどの楽器やミュージカル・吹奏楽・新体操などに親しみ、最新鋭のDTMを修得するために専門学校に進学する。


在学中に結成したガールズユニット『Natural place』でピアノ&コーラスを担当し、FM802公認アーティストとして活動する。MINAMIWHEELや読売TV『音楽のチカラ』等の出演実績もあり。また、編曲家として奥華子や清水ミチコなどのメジャーアーティストに携わる。


Natural placeの解散に伴い、2019年より関東に拠点を移す。以降、REDS WAVEで冠番組のラジオパーソナリティを務めた他、多岐にわたるジャンルの歌手のピアノサポート・楽曲提供を行い、作曲編曲家としても活躍する。


代表作には、ミュージカルACTMENT PARK『From Broadway with Love ~ブロードウェイより 愛を込めて~』(音楽監督及び楽曲制作)、短編映画『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』内の『GHOSTING』(劇中ピアノ伴奏)等があり、クラシックや吹奏楽での経験から生み出される創造力溢れる音楽表現は、現在、各方面から高い評価を得ている。




・愛してる/津村友華



ソロになって初めてのMV作品『愛してる』。


切なげな歌声と、その心情を鮮明に映し出すような繊細なピアノの音色。そんな二つだけでも胸がぎゅっとなる作品だ。


しかしもちろんそれは音だけではなく、「自分から相手に届ける『愛してる』ではなく、相手からの『愛してる』の想いの強さゆえ導いた別れの歌。」と解説してくれた歌詞も、その切なさを溢れさせるものとなっている。


ちなみに「この構成はあまり話していないので新たな見方として聞いてほしい」とのことなので、是非1番と2番のサビの温度差に注目しながら聞いていただきたい。



・「Tokyo」作詞作曲編曲



2018年11月リリースの津村友華3rd album『crossover』収録曲『Tokyo』のパフォーマンス映像。


「いつもはピアノの弾き語りだったが、この曲はバンドでやりたいという思いがあったのでドラムから作成をした。ピアノを弾きながら歌えるギリギリの部分を攻めたので聞いてみてほしい」と話す通り、リズミカルなドラムと、それに負けないほどに跳ねる雰囲気のあるピアノが印象的な1曲だ。メロディーラインも、しっとりとしていながらもやはりそこにリズムを感じる。


歌とピアノのハメに惹きつけられるパートがあったり、ピアノソロがジャジーかつロックで熱かったりと、惹きつけられるポイントがたくさんあるというのもこの楽曲・パフォーマンスの魅力だろう。


・ミュージカル『From Broadway with Love ~ブロードウェイより 愛を込めて~』全43曲楽曲制作 ティザームービー




ミュージカル『From Broadway with Love ~ブロードウェイより 愛を込めて~』にて、音楽監督・作曲家として全43曲を制作した彼女。


「元々幼いころから映画音楽を作りたかったり、自分自身でも幼い時にミュージカルをやっていたりしたので、ある意味小さい頃からの夢が叶った」と話すそのミュージカルの音楽を、このティザームービーから少しだけ聞くことが出来る。


「ライブでも毎回アレンジをしているので、そこが劇中歌に携わる中で生かされたと思う。言葉で足りない部分を音楽で補填できてきている」という通り、時に華やかに、時にパワフルに照らしながら、作品に立体感を加えている。


作品に引き込まれるような音楽の力というものを、ひしひしと感じることが出来る作品群だ。彼女の音楽的な幅の広さにも、驚かされるだろう。




今後は、シンガーソングライターとしてだけではなく、「マルチに興味のあるものにどんどんアプローチしていきたいと思っている」という彼女。


「ミュージカル作家としてもっと頑張って、映画やドラマの音楽もやりたい」とも明かしている。

実際、その夢・目標は決して遠いものではないように感じられる。


そう遠くない将来、テレビや英語のクレジットでその名を目にすることもあるだろう。

要注目の存在の一人だ。


【ライブ情報】


■4/3(日)

津村友華ワンマンコンサート
会場/赤坂MZES
開場/12:30
開演/13:00
料金/¥3500 別2オーダー制

ゲストサポート/Sax,Clarinet,Flute player Rairi





■6/1〜5

ミュージカル『Written By...~恋のゴーストライター』

新宿村LIVEにて