“ノスタルジックで新しい、レトロでポップで可愛らしい”をテーマに楽曲を制作するユニット、レトロな少女。
2019年2月から活動を開始。自分たちで製作したMVなどをネット上で発表していくうちに話題となり、その独自な音楽性に多くのネット民が反応する。2020年8月、タワーレコード限定『タワレ娘』で公式デビュー。オリコンインディーチャートにもランクイン。翌9月には『1限目モダン』をリリース。間髪入れず10月にはデジタルシングル『真夏のクリームソーダ』を発表している。
音楽は長らくやっていなかったがYouTubeに楽曲を掲載し、歌ってくれる人を募集したところ、いくつかの応募があり、その中で残ったのが佐藤餓死だった。以降、1ヶ月で5~6曲というハイペースで楽曲を制作し、YouTubeで発表。そのまま徐々にリスナーを増やしていった。
・レトロな少女 MV 「さんすうのこたえ」
2020年8月4日に発表した1作『さんすうのこたえ』。
ノスタルジックなサウンド感に、どこか現代的なメロディーライン。さらに透明感と脱力感があり、独特な可愛らしさを溢れさせるヴォーカル。まさに“ノスタルジックで新しい、レトロでポップで可愛らしい”1曲だといえるだろう。
メロディーラインとヴォーカルの相性の良さも特筆すべきポイントで、歌声の良さが生きているというだけではなく、メロディーラインの心地よさを彼女のトーンがさらに引き出している。そんな抜群の心地よさとノリの良さに、嵌ってしまうという人も多いのではないだろうか。
・レトロな少女 MV "アングラサブカルらぶ&らぶ"
≪アングラサブカル らぶ らぶ≫という耳に残るフレーズに、一瞬で惹きつけられる楽曲『アングラサブカルらぶ&らぶ』。爽快感と透明感のあるサウンドには、その奥にダンサブルな雰囲気を持ち合わせているので、思わず頭や身体を揺らしたくなる。
そのノリの良さも体育会系のゴリゴリなノリの良さとは異なり、まさしく“サブカル感”のあるものだといえるので、きっと踊れる楽曲が苦手という人であっても、楽しんで聴けるはずだ。楽曲の独特な雰囲気とマッチしたMVも必見。
・レトロな少女 MV 「ふたりの放課後」
2023年7月発表の1作『ふたりの放課後』。
ヴォーカルの透明感とノリの良いロックサウンドが一つの特徴だったといえるレトロな少女。この楽曲では、そこからさらに一皮むけて、より高い独自性を手にしているように感じられる。
持ち前の透明感はさらに増し、サウンドはシューゲイザーの雰囲気も香らせるようで、ノリの良い心地よさだけではなく、音に覆われるような、音に溶けていくような心地よさも味わえる。
≪君の影 揺れる蜃気楼 なんて綺麗なの≫と歌う歌詞の世界観ともマッチするそんなサウンドは、エモーショナルなムードも孕んでいるから、聴き手としてはたまらない。
【リリース情報】
■レトロな少女 「アングラサブカルらぶ&らぶ」
【ライヴ情報】
2023年9月10日(日) 下北沢SHELTER
無料 (要1ドリンク¥600)