「畏敬の念と親しみを込めて、陛下と呼んで構わぬぞ」

長年に渡る魔界統一を終え、束の間の「バカンス」に人間界へと降り立った魔王、ライザ・フォン・ガルファンゼール16世。


人間の小娘に憑依しながら人間界バカンスを謳歌していたが、見識を深め、新たな経験を積むためにVtuberデビューを果たした。

決して暇つぶしに始めたとかではない。


種族、次元、世界、凡ゆるものの垣根を超え

五百余年の時を生きる魔王が大食いしたり大根丸齧りASMRをしたり、時々作詞をしたりする!




・『柑橘系の飴で舌がびりつく』ライザ陛下/羽子田チカ/中迫酒菜/宮橋



初めてのオリジナル楽曲『柑橘系の飴で舌がびりつく』。


「実話を元に、歌詞みたいにしてTwitterに投稿したら、中迫酒菜が作編曲をして、あれよあれよと出来上がった楽曲」だとコメントをくれた。


そのキャッチーなタイトルからして、きわめてポップな楽曲を想像するところだが、意外や意外、なんとも童謡のような、柔らかくて優しい雰囲気の楽曲となっている。

はたまたジブリ作品との雰囲気ともリンクするような、誰しもの記憶の中にある合唱曲ともリンクするような、そんななんともぐっとくる雰囲気の1曲だ。


ただ、歌われている内容にはそのタイトル通り、圧倒的な日常感があるのが面白い。



・『オムライス食べたい』ライザ陛下/羽子田チカ/中迫酒菜/宮橋



『柑橘系の飴で舌がびりつく』と同様の経緯で出来上がった楽曲『オムライス食べたい』。


マーチのような軽やかな雰囲気と、オムライスが食べたいという時に人間がいだくであろうワクワクした雰囲気。

それが完璧にマッチする1曲だ。可愛らしい歌声や牧歌的なメロディーラインも相まって、どんどんと頭の中が黄色い食べ物に支配されていく。


これを聞き終えた後に、オムライスを食べに行ったり、今日の夜はオムライスを食べようと心に誓う人も多いのではないだろうか。


・ライザ・フォン・ガルファンゼール16世 - 灰かぶりの女王 [Official Lyric Video]



「歌い方を試行錯誤した」というオリジナル作品『灰かぶりの女王』。


ストーリー性のある世界観と、中世的な雰囲気に加えてどこか翳りがあるドラマチックなサウンド感、そして想いの乗った歌声によって、一瞬でその世界観の中にトリップさせられる1曲だ。そして聞き終える頃には、まるで映画やドラマ、アニメを見終えた後のような感覚が残る。


≪迷い巡り選べずに それでもまだ≫≪在るがまま、わたしなのだと 胸に響く≫≪何も守れなくても 灰を抱き進む≫という言葉もまた、いつまでも余韻を残すものだ。

きっとその言葉に共感を覚える人もたくさんいるのではないだろうか。



今後の目標を尋ねてみると「他人と自分を比べない、昨日の自分より成長することが目標。

また、作詞にも興味があり今後は作詞家としての活動もしていきたい」と話してくれた。


オリジナリティを感じる歌詞を描く彼女が、今後実際に作詞家として活躍する可能性も十分。
今後は、様々な作品のクレジットも、よく見ておいた方が良いかもしれない。