1986年生まれ。

幼少の頃に大野木明子氏にピアノを師事。

高校では音楽部に所属し、合唱やバンド活動を積極的に取り組む。

また、フィンガースタイルギターの演奏に衝撃を受け、高校卒業後はアコースティックギタリストとして活動するなど、様々な音楽に触れ、経験しながら育つ。
アコースティックギターを現在のメイン楽曲にしているのは、バンド活動以外にひとりで演奏する機会も多く、「アコギならソロ活動ができると思って」ということから。

2013年、吉川忠英氏のライブでオープニングアクトを務める。
2015年にはグラミー賞アーティストであり、自身に大きな影響を与えたギタリスト『Ed Gerhard』氏のオープニングアクトを担当。
2017年、1stアルバム『Peridot』をリリース。
2019年、フランスのギター弦メーカー『SAVAREZ』とエンドースメント契約を結ぶ。
2021年、2ndアルバム『Sapphire』をリリース。
現在はギタリストとしてだけではなく、ピアノ、ウクレレなどの楽器での演奏活動や、コンポーザー、アレンジャー、ギター講師としても活動中。

イメージカラーは、子供の頃から好きだったグリーン。




・武田昌俊 緑の輝き 2020



自身の代表曲『緑の輝き』。「それぞれの土地の緑、地元・米沢の自然豊かなイメージ」をベースに制作した同曲は、優しくて温かく、それでいてどこかノスタルジックなメロディーラインが、心にしっとりと染みてくる1曲。


ギターサウンドは実に瑞々しく、煌びやかですらあり、それはたとえば緑からしたたる水や、そこに反射する光を思わせる。映像にも日本各地の美しい緑や風景が用いられており、そんな瑞々しいイメージをさらに強いものにしている。


癒されたい時、故郷の自然を思い出したい時におすすめしたい作品だ。



・Masatoshi Takeda 雨の日のノスタルジア Live Version



2017年リリースの1stアルバム『Peridot』に収録されている1曲『雨の日のノスタルジア』の、地元・山形県米沢市のライブハウスLIVE-ARBでのライブバージョン。同曲は、「自身の楽曲は楽譜を作って販売もしているが、その中でも人気の曲」だという作品で、郷愁感とやさしい雨に包まれるようなイメージが、温かみをもって心地よく響く。


懐かしさと切なさ、優しさを併せ持つその雰囲気は、まさに雨の日に雨を眺めながら聴くのにもぴったり合うことだろう。やるべきことも出来ることも多い現代では、そんなまったりとした時間を作るのも難しいのかもしれない。でもそれは間違いなく上質な時間となるはず。


是非この曲と共に、上質で贅沢な時間を過ごしてみていただきたい。


・武田昌俊 天の川のしずく



2021年リリースの2ndアルバム『Sapphire』のリード曲『天の川のしずく』。「七夕に合わせて、そのストーリーをギター1本で表現。歌詞がない分、ストーリーを伝えることには苦戦した」と話すように、同曲で描かれているのは七夕のストーリー。


ストーリー性と確かな感情を持って動くメロディーラインと進行に、聴こえないはずの歌詞が聴こえてきそうになる。ギター1本でここまで表現できるのか、と驚く人も多いのではないだろうか。ロマンチックでドラマチックなギターサウンドに、気が付けば浸っている。そんな、没入感の高い1曲だ。




「今後も地元米沢を拠点に活動し、アコースティックギターの良さを伝えていきたい」と話す彼。

その表情豊かで瑞々しいサウンドからは、十二分にアコースティックギターの魅力が伝わってくる。


この出会いをきっかけに、アコースティックギターを弾いてみたいと感じる人も少なくないかもしれない。

未来に繋がる音を鳴らす稀有なミュージシャンだと言っても、過言ではないだろう。